ミシガンで二番目に大きい都市 グランドラピッツでスチールヘッドフィッシング！

こんにちは、Amberjackでございます。

いや〜春ですな！日本の皆様は恥じらいつつもようやく満開を迎えた桜を楽しまれておりますでしょうか？

私といえばこの時期は頬を桜色に染めつつも激しい抵抗を見せる今話題のUSスチールことアメリカのスチールヘッドに夢中なのでございます。

という事で今回は鮭釣り！スチールヘッドフィッシング！しかも我が家から車で2時間以内と比較的近い川に行ってまいりました。

はい！という事で今回はミシガンで2番目に大きな街、グランドラピッツはグランドリバーでの釣行でございます。都会でございます！
奥に見える段差はダムになっていまして、グランドリバーを遡上する様々なサーモン類が溜まる金脈のようなポイントとなっております。
水位が低い時は多くのアングラーがダムの手前までウェーディングしていくのですが、いくら水位が低くても腰ぐらいはあるので毎年数人が流されるという都会に相応しい欲望と後悔の渦巻くポイントとなっております。
本名が肉欲棒太郎の僕は欲にまみれておりますがウェーディングが得意じゃないのでこの日は岸からの釣り。

今回はウキ釣りでサケ釣り。スチールヘッドを狙います。エサはビーズを使用。最初はマスケゴンリバーなどで一般的なビーズ2連結でトライ！

暫く釣りをするもののアタリがありません。
シーズンですから次第に釣り人も集まりいつの間にか川岸はサケ釣り師だらけに。
そんな中、釣具も持たずにコーヒーを飲みながら烏合の釣衆を嘲笑うかの如く見つめるオッサンが一人。

このような人は大体チャンスタイムに興味もなく話しかけてきて煩わしい事が多いのですが、不覚にもオッサンに一番近いのは私。もう嫌な予感しかしません。

オッサンが軽く咳払いをしたので、来るぞ…と思っていると一言、「緑のビーズが良いぞ」。

オッサンの只ならぬ自信と棒太郎の生まれ持った気の弱さでこれ以上オレンジビーズを使う事が難しくなり、緑ビーズに変更。
更にグランドリバーではビーズ2個よりも1個の方が良いとの事。
オッサンの御心のままにプライドも無く仕掛けをどんどんと変えます。

気を良くしたのかウキ下まで指示を出してきます。

しかしながら私にとってウキ下の長さは釣りの要。非常に大切な要素です。
不可視の水中を今までの経験からイメージし、対象魚の遊泳層を探り当てる…ウキ下とは云わば釣りの集大成です。
流石にウキ下までは変えることが出来ない。このAmberjackにもプライドがある！

はずもなく、オッサンの傀儡の如くホイホイとOKが出るまでウキ下を調整します。
という事で、ほぼ全てオッサンの言う通りの仕掛けとなり僕自身はただの仕掛け投げマシーンと化した状態での1投目！

何といきなりヒットです！信じられない結果にご老人はただただニッコリ微笑みながら、多分コイだよ、と期待値を極限まで下げてくれます。そんなに力んで釣りをするなという達人なりの気の使い方なのか？と思いきや、魚の姿が見えた瞬間に達人もスチールだぞ！と慌て始めます。

まあ何だかんだで適当にいなし、岸まで寄せてきます。この釣り場は若干足場が高くなっていますので、4.5mくらいのタモか落としダモが必要です。
僕は今回柄の長いタモを持ってきたので、友人にサポートしてもらい難なくキャッチ！

見てくださいこの銀色に輝く美しい魚体。遡上したばかりのスチールヘッドです。グランドヘイブンからグランドラピッツまで約40マイル、よくもまあ銀ピカボディを保ってくれました。思わずビヨンセと名付けました。頬もすっかり桜色。初桜、頂きましたぁ！

その後、達人の秘技を爆速で伝え友人も難なくゲット。念願のUSスチール獲得です！時事ネタ的に検索ワードでこの便所の落書きのようなブログがヒットして物議を醸す事を期待しています。

今回のスチールヘッドはイクラを持っておりました！早速醤油漬けにしていきます。

今回は自分で軍艦巻きを作ってみました！そのお味は、もう最高の一言に尽きます。

という事で、今回も動画を作成いたしました。達人の教えが詰まっておりますのでどうぞご参照ください。

桜が散ると共にスチールヘッドのシーズンも終盤を迎えますがまだ間に合いますよ！皆様も是非スチールの軍艦を作って「鉄は国家なり」と心の中で叫びながら干支の方角を向いて寿司を食べてください。それではまた。

Amberjack