こんにちは。Amberjackです。
怪魚と言いますと皆さんどんな魚を想像しますか?見た目がグロテスク?異常なほど発達した牙?想像を遥かに超えた大きさ?
様々な怪魚がいますが、割と食べると美味しかったりします。今回のターゲット、バーボットもその一つ。
という事で今回は11月上旬、淡水のタラと呼ばれる魚、和名カワメンタイという名を持つBurbotを狙いにアメリカ ミシガン州のヒューロン湖まで行ってまいりました!
このバーボット、ミシガンでは貧乏人のロブスターという大変輝かしい二つ名を持っております。名前の由来は身がまるでロブスターの様に弾力があるから。ちなみに貧乏人とか言いますけどこっちはバーボット釣りたくて何回も釣り場に通って仕掛けも作ってエサも買ってで、とっくにロブスターなんか腹一杯になるくらい食える分のカネ使ってるっつー話ですな。
という事で貧乏人のロブスターを手中に収めるべく、まずはエサの購入。このWalsh Gun & Tackleは釣具と銃火器も扱うお店でその品揃えはまるでバスプロショップの全てをこのコンパクトな店内に詰め込んだ様相。まさに最強の釣具屋です。
という事で取り敢えず何となくパーチミノーをたくさん買います。
この釣具屋、何と午後3時には閉まるので夕マズメ狙いのアングラーには大惨事、と思いきや閉店後でもミノーは道の駅の野菜売り場の如くセルフサービスで売っております。全て自己申告制ですのでキチンとご自身でどれだけミノーを取ったか計数して相応しい金額を備え付けの支払いボックスに投入してください。
カメラで監視しているという胡散臭くも愛らしい注意書きがありますのでその辺りもご留意を。
はい!と言う訳でこちらがアメリカのローカルリグと日本の胴付き仕掛けをミックスしたAmberjack式、本邦初公開のバーボットリグです!需要ゼロでしょうがポイントはエダスの部分にビニールパイプを通して仕掛けが絡まるのを防いでいるところです。
という事でこの仕掛けにパーチミノーを付けて夕日に向かってドンドン投入です!
活エサですからね。そりゃあさぞかしアタリもバンバン出るでしょうよ。でも念のため、ウォールマートで買った冷凍ミノー、スメルトも適当に背掛けにしてブッ込んでおきます。
そしてそのまま2時間ほどアタリが無いまま、辺りはいつしか真っ暗に。。。
いつになったらフィーバータイム、カワメンタイムはやって来るのか…。
その時、微かにチリン…と鈴の音が。しばらくして再びリン、となり、もしやアタリなのか?それとも風の悪戯か?花田憲子の凛としては何故アマゾンで評価が星二つなのか?などと交差する想いを胸に急いで音源の元へ駆け寄ると、冷凍スメルトを付けて張り気味にしていたロッドが緩んでいます。
まるで大型のカレイの様なアタリ。これはもしや魚が乗っているのでは?
ゆっくりと竿を持ち上げリーリングすると確かな重み!凛としつつオモックソフッキングすると、しっかりと針掛かりしました!
鈍重な引きと共に上がってきたのは…
バーボットです!やりました!念願のバーボットを釣り上げました!
見てくださいこの姿。食味が失せる色彩ですが皆が美味い旨いと言う訳ですから、さぞかし美味いんでしょうな。
全くのムダになったパーチミノー分の味わい深さを期待して帰路につきます。
という事で、早速調理です。見れば見る程愛くるしいこの姿。ヒューロン湖のゆるキャラ決定ですな。
しかし愛くるしいその姿とは裏腹にかなりの生臭さ。お口くっさぁ〜いの小林製薬のCMもしくは昔飼っていたパグの顔面から香る臭気を思い出し暫しノスタルジックな気分に。正気に戻り腹を掻っ捌いてみると…
腹からは大量のミノーが!!しかも消化中だったのか、メチャクチャ臭い!家中がバーボット臭に満ち溢れます!
白身の美しい切り身とは裏腹に、いつまで経ってもバーボット臭が鼻から消えません。小林製薬のかんたん洗浄丸を鼻の両穴にブチ込みたい気分です。
とりあえずちり鍋にして賞味する事にしました。
その味は…メッチャクチャ美味!貧乏人のロブスターの通り名通り、驚くほど身が弾力に富んで本当に甲殻類の様です!しかし鼻の奥底にこびりついたバーボット臭がいつまで経っても取れず。この魚は屋外で処理する事が必至だと感じました。
という事で、今回もこのバーボットを狙い続けた臭大成ともいえる動画を作成いたしました。
ニオイが伝わらないのが残念で仕方ありませんが、いつの日か4Dが普及する事を願って、それまでは皆様是非各々バーボットを狙ってご自身でその香りを楽しんでください。
という事で、今回は怪魚は怪魚でも臭いが不快の”快魚”でしたね。
まあ多分僕の処理が悪かっただけで、味は最高に美味いのでご承知おきを。それではまた。
Amberjack
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