こんにちは。Amberjackです。
2019年1月27日(日)現在、私が今住んでいるミシガン州の気温は-10℃。ちょっと日本に居た頃では考えられない寒さです。
そして今週の水曜日には何と最低気温-26℃まで下がる見込み。。。
これでは釣りどころではありません。外に出るのも少々危険な気温。
かと思いきや、気温が氷点下まで下がりミシガン州に無数にある湖が凍り付く今しか出来ない熱い釣りがあります。それはアイスフィッシング。
私は2018年の1月に初アイスフィッシングをしましたが、今年もそろそろベストシーズンを迎え始めるため、準備と備忘録を兼ねて昨年の思い出を簡単に綴りたいと思います。
2018年1月末、友人と初アイスフィッシング釣行に行きました。
場所は我が家から程近いWhite Lake。当日の気候は曇りで気温は-10℃でした。

まず、アイスフィッシングに必要な道具は湖面に張るシャンティーと呼ばれるテント

湖面に穴を開けるドリル。この作業が相当シンドイです。。。気合を入れて穴を開けなくてはなりません。私たちは8箇所穴を開けました。これだけで1時間弱掛かります。

ドリルは普通にどこでも売っているアイスフィッシング用のドリルです。

穴を開ける場所はスマホのアプリを見ながら湖底の形状を確認して、魚の居そうな場所を考えます。アプリは湖の水深などがだいたい分かれば何でもいいと思います。FishbrainとかNavionicsのアプリ(有料ですが)とか。
穴に張るトラップ(8セット用意しました)と予備の仕掛け


こんな風に糸巻きの部分を下にして、穴に突っ込みます。糸巻きにはメインラインを巻きます。私たちは今回ブレードラインの20ポンドを使用しました。

仕掛けはこんな感じ。水深が10m無いくらいでしたので、シンカーは1ozくらい。フックは画像の上の針を無くした一本針仕掛け。正直適当でいいと思います。リーダーは一緒に行ったアイスフィッシング好きが細いタックルが好きなので、6ポンドくらいのフロロを使用しました。

エサ(私はライブベイトを使用しました)。こんな感じで背掛けにします。

シャンティーの中に設置するイス
そして必ず必要なのが防寒着と手袋です。

結構な大荷物になるので、持ち運びはソリに乗せて湖面のポイントまで移動します。

アプリで湖底の地形を見ながらポイントを選択し、ドリルで穴を開けていきます。私たちは特にカケ上がりや魚道になりそうな場所を選んで穴を開けました。
穴にトラップをセットし、底から30cmほどエサを浮かして準備完了。この穴の水は結構なスピードで氷ってしまい、氷ると上に雪が積もって釣り辛くなるので、30分に1度くらい巡回してエサを掬う柄杓の柄で氷を叩き割ります。
トラップをセットし終わったら、次にテントを張ります。
テント設置後は中で暖を取りながら魚がヒットするのを待ちます。

テントの中にも穴を開けて釣りをすることが出来ます。

トラップは魚がヒットしてラインを持っていくと、糸巻きにセットしたバネが跳ね上がり旗が立つようになっています。この旗が立っているかどうかをシャンティーの中から見て、魚が掛かったトラップへ移動して魚を釣り上げるのです。
まず、旗が立ったトラップへ移動し、魚がラインを持っていくのを止めるまで待ちます。
ラインが止まったら、トラップを穴から静かに抜き上げ、ラインを手で持ち、軽くフッキングします。
その後は極力ラインにテンションを掛けないように静かに上げていきます。基本は手釣りで、手繰ったラインは絡まないように注意しながら一箇所に纏めていきます。ラインが穴の角に擦れないよう注意も必要です。
水がかなり冷たいので、最初は魚も抵抗しますが大きな魚でもしばらくすると結構簡単に上がってきます。
魚が穴の水面まで顔を出したら、手を突っ込んで魚を取り上げます。ギャフやペンチがあればその方がいいかも知れません。

釣れた後は持って帰るなりリリースするなり、レギュレーションに従っていれば自由です。
ラインは糸巻きに巻き直し、次の仕掛けの準備をします。
シャンティーの中から旗が立ったトラップを見る瞬間は「旗が立ってるよ!」と大興奮です!
しかしアイスフィッシングの大きな落とし穴が。。。

それはシャンティーの中がかなり幻想的なこと!
私は体を温める飲み物としてウイスキーを選びましたがこれが大間違い。
日光が氷内で乱反射し、シャンティーの中はまさに光の床に立っている様。
非日常なる空間がウイスキーを煽る勢いをどんどんと早めていきます。
気がつけばかなりのほろ酔いで、最初は嬉しかったトラップの旗も気がつけば「旗が立ってるよ。。。」とかなり外に出るのがメンドクサイ状態に。
最後は暴風雪気味になってきたので、セットを仕舞い撤収しました。
計3時間程度の釣行でしたが、釣果はスモールマウスバス3匹にパイク3匹となかなか楽しめました。
私たちは細仕掛けでチャレンジしましたので、かなりスリリングで面白い釣りとなりました。
仲間との絆も深まること間違いなし。今年も行ける事を楽しみにしています。
それではまた。
Amberjack
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