アメリカ　ミシガン州の運転免許取得について②

こんにちは。Amberjackです。

さて、前回の記事から3ヶ月も経ってしまいました。そうです。釣りにも行けず、大した記事も思いつかず、完全にブログに飽きてしまいつつありました。しかし今年の抱負はブログを続ける事！ほぼ失われかけた記憶を呼び覚ましながらせめてこの運転免許の記事だけでも仕上げてミシガンの運転免許取得事情に一石を投じますよ〜、それでは！

ミシガンの路上練習について

さて、交通ルールの試験は無事パスしましたが、これからは実際に路上に出て練習をしないといけません。妻は日本でも運転免許を持っておらず、交通ルールは「青進め、黄色進め、赤勝負？？」と全くわからない状態でした。アメリカでもドライビングスクールは有りますが、基本は免許保持者が運転を教えます。我が家の場合は私が妻の教官。

そこでまずは休日、車のいない大学の駐車場などでとにかくひたすらハンドルを握ってもらい、駐車場内をぐるぐる回り、車の操作に慣れる練習をしました。

停止・バック駐車・縦列駐車の猛練習

ミシガンでは路上試験はドライビングスクールが実施するのですが、私たちはABCトレーニングで路上試験を受けようと決めていました。路上試験で一番ネックとなるのが、最初に行われる停止・バック駐車・縦列駐車の試験。この試験に通過しないと路上に出る事すら許されません。そこで、私たちはこの練習を徹底的に行いました。

ABCトレーニングではMeadowbrook Congregational Churchで駐停車の試験が行われるのですが、教会に入って駐車場右奥のスペースにはなんとご丁寧にコーンが置かれる位置が地面にマークされています。

この最大のチャンスを活かすべく、休日の午前中など、実際に試験が行われている時間帯に教会へ行き、駐停車のコーンが置かれている様子をチェックしました。

更に平日の夕方など、試験があまり行われていない時を狙って教会に行き、マークされたコーン配置の距離感を記録しました。そしてWalmartなどでアメフト用のコーンでも買えば、空いている駐車場でいつでも実際の駐停車試験が再現できます。この方法で駐停車が完璧になるまで練習しました。

いざ路上へ

さて、駐停車の練習がひと段落したところで、実際に路上に出ました。とはいってもアメリカは一般道でも50マイル（80キロ）ぐらいで走るのが普通。いきなり大通りに出れば事故は必至。死が待ち受けております。そこでまずは速度制限が30マイルくらいの緩～い道をひたすら走り、車線の感覚やスピード感、ブレーキの感覚を覚えてもらいました。

実際の試験コースで最終練習

運転が慣れてきたら、実際の試験コースを想定してひたすら走りまくりました。

コースは下記参照。試験官によって変わりますが、私たちのコースは以下でした。ちなみにSはスタート、Gはゴールです。

ちなみに、試験の際は英語の通訳者として私も教習車に同乗する事が出来ました。実技予約の際にInterpreterとして同乗したいと伝えれば、何の問題もありませんでした。しかし当日はなぜか私がめちゃくちゃ緊張して、更に教官はアメリカ人ですが日本語が少し話せるという逸材であったため、教官の日本語を私が日本語で妻に伝えて混乱を招くというミラクルが起こりました。

このコースを3か月程度、ひたすら練習して、実際の試験をクリアしました。唯一の注意点はノバイロードの復路と10マイルの交差点を過ぎたあたりが、右車線は右折専用レーンになるのですが、教官の指示がなかったため直進してしまいました。しかし試験終了後、教官が「左への車線変更の指示を出し忘れた」との事で無事合格。

いやーかなり投げやりな記事となりましたが、アメリカで人生初の運転免許を取得して得た感想は、、、アメリカに来る前に、日本で取れば良かった、です。

費用は運転ルールテスト代20$くらい＋路上試験代60$くらいと格段に安いのですが、車が運転できないとミシガンではどこへも行けません。つまり練習した3カ月間、妻は家に籠りっぱなしでした。この失われた時間はプライスレス。本当に悪い事をした、、、

アメリカ生活をいち早く充実させるためにも、運転免許は必須。人生初の運転免許はアメリカでも取れますが、可能であれば母国語が通じる日本で取得されて、アメリカへ移住してもすぐに生活が出来るように準備する事を本当に強くお勧めします。

それではまた。

　

　

Amberjack